連載 初歩からのファイバースコープガイド下気管挿管:第5回
ファイバー挿管用エアウェイ(その2)―基礎編
青山 和義
1
,
竹中 伊知郎
1
1新日鐵八幡記念病院 麻酔科
pp.770-775
発行日 2007年8月1日
Published Date 2007/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100377
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バーマンエアウェイT
■構造・特徴・利点1,2)(表1,表2)
もともとは盲目的経口挿管用のエアウェイですが,ファイバー挿管用エアウェイとして利用されています。グデルタイプの経口エアウェイに似た,完全な中腔のチューブ構造です(図1)。
ファイバースコープを中腔のチューブ構造の中に進めることにより,正中線上の操作が可能になります。
エアウェイチューブにより舌根沈下が防止可能です。また,中腔構造により開口保持,スコープの保護が可能になります。
右側面の縦方向に切れ込みがあり,これを開けることにより,挿管後エアウェイ内の気管チューブを取り外すことができます。
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