症例検討 気道確保したはずなのに…
気管挿管して人工呼吸中,気道内圧が上昇した
河野 昌史
1
Masashi KOHNO
1
1東名厚木病院 麻酔科
pp.272-276
発行日 2007年3月1日
Published Date 2007/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100247
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
症例
36歳の女性。身長162cm,体重50kg。子宮筋腫に対して腹腔鏡下子宮筋腫核出術が予定された。1回換気量500ml,換気回数10回/minで人工呼吸をしていた。呼気終末二酸化炭素分圧は32mmHgであった。気腹して約15度のトレンデレンブルグ位とした。
換気回数を14回/minに増加した。気道内圧がそれまでの12cmH2Oから26cmH2Oへと上昇した。
Copyright © 2007, "MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD." All rights reserved.