連載 麻酔科医のための3D解剖学講座
気道管理~気管挿管 編~
武田 吉正
1
1岡山大学病院 集中治療部
pp.471-480
発行日 2013年5月1日
Published Date 2013/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101825
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喉頭鏡を口腔に挿入したが,喉頭蓋が見つからなくて慌てたり,喉頭蓋が挙上できなくて苦労したり,気管入口部が見えているのに気管チューブが何かに引っかかって挿入できなかったりしたことは,誰しも経験があるだろう。声門上器具も同様である。どこまで押し込んでいいのか,なぜ気道が確保されているのか,なぜメーカーによってデバイスの形状が異なるのか,疑問に思ったことがあると思う。これらの理由や原因を,「気管挿管」と「声門上器具」の2回に分けて解剖学的な視点から考察する。
なお,本稿中の解剖写真は,岡山大学3D解剖プロジェクトによるものであり,パナソニック社が提供する解剖映像配信サービス『MeAV Anatomie』(5月中旬よりサービス開始)で,他の視点からの解剖も確認することができる。m3.comサイト(http://www.m3.com)にアクセスして,自習に利用していただきたい。
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