症例検討 気道トラブル
腹腔鏡下手術での気道内圧上昇―気管チューブは入れればよいというものではない
宮部 雅幸
1
MIYABE, Masayuki
1
1三重大学大学院医学系研究科 病態解明医学講座臨床麻酔学分野
pp.724-726
発行日 2011年7月1日
Published Date 2011/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101294
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症例
24歳の女性。身長161cm,体重52kg。右卵巣囊腫に対して腹腔鏡下卵巣囊腫摘出術が予定された。レミフェンタニルとプロポフォールによる全静脈麻酔とし,酸素と空気をそれぞれ1L/minとした。最高気道内圧は16cmH2Oであった。気腹後,頭低位とした。5分ほどして,SpO2が100%から97%へと低下,最高気道内圧は20cmH2Oであった。
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