投稿論文 症例報告
麻酔導入後にアナフィラキシーを来し、皮膚試験で原因薬物がロクロニウムであることを特定しえた1症例
岡村 海旺
1
,
山科 佑佳
,
小幡 千亜紀
,
熊倉 誠一郎
,
佐久間 貴裕
1練馬総合病院 麻酔科
キーワード:
アナフィラキシー
,
子宮摘出術
,
静脈麻酔
,
皮膚テスト
,
過敏症-薬物
,
Rocuronium
Keyword:
Anaphylaxis
,
Anesthesia, Intravenous
,
Skin Tests
,
Hysterectomy
,
Rocuronium
,
Drug Hypersensitivity
pp.760-762
発行日 2021年7月10日
Published Date 2021/7/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021264970
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54歳、女性のロクロニウムによるアナフィラキシーの症例を経験した。子宮全摘術を予定し、麻酔導入はプロポフォール、フェンタニルおよびロクロニウムで行った。導入後、血圧低下、皮膚発赤が生じ、アナフィラキシーが疑われた。原因薬物特定のため、手術の6週間後に皮膚テストを行い、ロクロニウムを原因薬物と診断した。
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