Japanese
English
特集 科学と芸術の接点
芸術表現領域における熟達化
Exploration and individuality in artistic expertise development
清水 大地
1
,
岡田 猛
1
Shimizu Daichi
1
,
Okada Takeshi
1
1東京大学大学院教育学研究科・情報学環
キーワード:
熟達
,
芸術表現
,
ブレイクダンス
,
Exploratory practice
,
Individuality
Keyword:
熟達
,
芸術表現
,
ブレイクダンス
,
Exploratory practice
,
Individuality
pp.526-530
発行日 2019年12月15日
Published Date 2019/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201093
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
ヒトが特定の領域に習熟して専門家へと成長していく熟達化の過程については,これまで心理学・認知科学において広く検討がなされてきた。特に,教師・コーチによって“丁寧に構造化された練習(あるいは,系統的訓練)”の蓄積の重要性を主張するdeliberate practice theory1)が近年の著名な理論の一つとして挙げられる。では,芸術創作を代表とする創造活動領域における熟達化の過程も同様の理論で説明可能であろうか。本稿では,創造活動の有する特徴を概観し,その熟達過程において重要と考えられる要因の抽出を目指す。
Copyright © 2019, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.