特集 “わかったつもり”で終わらせない血液凝固異常とDIC
Part 2 検査と鑑別
❿ 凝固線溶検査異常の鑑別フロー—その異常値,自信をもってアセスメントできるか?
狩野 謙一
1
Ken-ichi KANO
1
1京都大学大学院 医学研究科 社会健康医学系専攻
キーワード:
凝固線溶検査の異常パターン
,
PT/APTT
,
線溶系マーカー
,
原因疾患の治療
,
スコアリング
Keyword:
凝固線溶検査の異常パターン
,
PT/APTT
,
線溶系マーカー
,
原因疾患の治療
,
スコアリング
pp.45-50
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.188348330180010045
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はじめに
血液検査データで「プロトロンビン時間(PT)や活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)が延長している」「Dダイマーが高値である」という報告に,一瞬思考が停止してしまった経験はないだろうか。出血傾向と血栓傾向という,相反するリスクが同居する複雑な病態に加え,ICUという重症病態も相まって,我々は迅速かつ的確な判断を迫られる。
本稿では,凝固線溶検査の異常値に直面したとき,「まず何を考え,次にどう動くべきか」という思考のプロセスを共有する。

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