今月の主題 一般医も診る血液疾患
血液異常へのアプローチ
凝固・線溶系の異常
尾崎 由基男
1
1山梨大学医学部臨床検査医学
pp.798-800
発行日 2003年5月10日
Published Date 2003/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102043
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ポイント
・出血傾向,血栓傾向の鑑別診断をするうえで,生理的な止血機序を十分に理解することが必要である.
・正常な止血には,血管,血小板,凝固,線溶などの要素が重要であり,これらのどれに問題があるのかを判定しなければならない.
・まず,最も重要なアプローチとして,詳細な問診・診察が必要である.正確な病歴と症状を把握した後に,診断に有用な臨床検査をオーダーすべきである.
・スクリーニング検査で,ある程度の機序を推定し,次に特殊検査を行う.
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