検査データを考える
凝固線溶異常
風間 睦美
1
1帝京大学医学部第1内科
pp.1002-1004
発行日 1990年6月1日
Published Date 1990/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900302
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はじめに
疾病の診断には,正確な臨床検査の情報が威力を発揮することはいうまでもないが,ベッドサイドと検査部との間に検査伝票が往復するだけでは,効率のよい診断手順は組み立てられない.患者の現症からはもちろん,その病歴からも検査の組み立てのヒントが与えられることは多く,検査異常値が発見されたら,テクニカルエラーの有無を確認するとともに,検査担当側からも積極的に患者の情報を入手し,診断の効率,確度を高めるよう努力すべきである.
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