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特集 認知症とリハビリテーション医療
5. 中等度から重度の認知症のリハビリテーション医療
Rehabilitation for Moderate and Severe Dementia
田中 寛之
1,2
,
永田 優馬
2,3
,
石丸 大貴
2
,
西川 隆
3
Hiroyuki Tanaka
1,2
,
Yuma Nagata
2,3
,
Daiki Ishimaru
2
,
Takashi Nishikawa
3
1大阪公立大学医学部リハビリテーション学科作業療法学専攻
2大阪公立大学大学院リハビリテーション学研究科
3奈良学園大学保健医療学部リハビリテーション学科作業療法学専攻
キーワード:
認知症
,
中等度
,
重度
,
評価
,
非薬物的介入
Keyword:
認知症
,
中等度
,
重度
,
評価
,
非薬物的介入
pp.935-941
発行日 2024年10月18日
Published Date 2024/10/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 認知症に対するリハビリテーション医療を行うには,病状を重症度ごとに,かつ目的に合わせた評価法を用いて,その結果を解釈し,個別性のある介入戦略を立てる必要がある.しかし,中等度・重度の段階で使用できる各種評価法についてはあまり知られておらず,特に国内では浸透していなかった.本稿では,中等度・重度認知症患者で用いることができる認知機能,日常生活活動,行動心理症状の各種検査・評価法を紹介する.そして,これまでの介入手法の適応と限界,介入までの考え方について述べたい.今後,この段階における研究がさらに進むことが望まれる.

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