特集 ALL about 弁膜症:重症患者への最適治療を探る!
診る7-a
7-a The DEBATE:中等症MRに対するTEER,PROの立場で〜VFMRに対するM-TEERのRCTの位置付けと臨床への落とし込み〜
出雲 昌樹
1
1聖マリアンナ医科大学循環器内科
キーワード:
心不全
,
機能性僧帽弁閉鎖不全症
,
経皮的僧帽弁接合不全修復術
,
中等度
Keyword:
心不全
,
機能性僧帽弁閉鎖不全症
,
経皮的僧帽弁接合不全修復術
,
中等度
pp.1092-1096
発行日 2025年11月9日
Published Date 2025/11/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000002077
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近年,経皮的僧帽弁接合不全修復術(M-TEER)が心不全に合併する機能性僧帽弁閉鎖不全症(FMR)に対する新たな治療選択肢として注目され,複数のランダム化比較試験(COAPT,MITRA-FR,RESHAPE-HF2)が報告された。これらの結果は一様ではなく,臨床での解釈と患者選択の重要性が強調されている。特に,中等度(moderate)MR症例に対するM-TEERの有効性は議論が続いており,本稿ではこの点に焦点を当て,臨床にどう落とし込むかについて,PROの立場で解説する。

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