連載 患者さんと社会との接点を整えるシンデレラ・メイク講座・6
香りの効果を活かす
新田 マリア
1
1特定非営利活動法人精神医療サポートセンター訪問看護ステーションいしずえ町田
pp.576-578
発行日 2021年11月15日
Published Date 2021/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200949
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
香りは記憶や情動と深く結びついている
私たちはある香りを嗅いだとたんに忘れていた記憶が蘇ってきたり、いい香りを嗅ぐと気分が良くなったりすることがあります。
香りを感じる時、香り分子が嗅覚受容体を介して電気信号に変換され、脳で処理されます。嗅覚は人間の五感の中で最も原始的な感覚であると言われており、記憶や情動と深く結びついていると考えられています。そして心地良いと感じられる「香り」がもたらす心身への効果が注目され、さまざまな場面で利用されています。「香り」の活用の代表的なものが、アロマテラピー(アロマコロジー)や化粧品等への香り物質の配合です。
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.