特集2 看護学生、臨地実習体験のリアル
3 実習で揺れ動く学生の感情
毛利 智果
1
1常葉大学健康科学部看護学科
pp.234-237
発行日 2021年5月15日
Published Date 2021/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200882
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本学科の精神看護学実習では、病棟実習を8日間行っています。病棟実習初日にオリエンテーションを受け、受け持ち患者さんとのかかわりをスタートさせます。概ね実習4〜5日目くらいまでに情報収集、アセスメント、看護問題(課題)の抽出を行い、それ以降は看護計画を立案し、実施、評価をしていきます。それに加えて患者さんとのかかわりの場面をプロセスレコードに起こし、検討を行います。
学生には実習の進度に応じて複数の記録を課しています。本稿では、学生が経験したことが多く書かれている「日々の行動計画と評価および感想」と、実習の最終レポートである「ケースレポート」の中から、いい学びや体験ができたのでは、と私が感じる3人の記録を抜粋してご紹介します。
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