特集 地域との「連携」がうまい組織は、こんな手法を使っている
—多彩な顔を持つ病院と地域とをつなぐ—サービスステーション駒木野
山口 多希代
1
,
神 マチ
2
1医療法人財団青渓会駒木野病院サービスステーション駒木野
2医療法人財団青渓会駒木野病院
pp.148-152
発行日 2015年3月15日
Published Date 2015/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200042
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駒木野病院は東京都八王子市にある単科の精神科病院です。児童精神科病棟や認知症専門病棟、救急病棟などを含めた10病棟で構成され、病床は482床あります。
本稿では、「サービスステーション駒木野」という、病院と地域、そして利用者をつなぐ窓口を紹介します。ここは利用者ニーズを普遍化し、新しく必要なサービスを生み出していく独立した部署です。現在の専従職員は3名。精神保健福祉士である私と、作業療法士と事務職が配置されています。組織内では部に所属しない院長直属のクラスター部門であり(図1)、縦割りの組織だけでは補いきれないものをつないでいく、組織として弱いところ足りないところを補強していく、そのような存在でもあります。
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