特集 入退院をめぐる病院との連携
ケアマネジャーとして病院・訪問看護ステーションをつなぐ
鬼海 博美
1,2
1逗葉地域医療センター訪問看護ステーション
2Z-ケアネット
pp.191-195
発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100636
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はじめに
住み慣れた地域でより長く生活したい,最期を迎えたいと希望する高齢者は,介護保険制度の施行に伴い,在宅サービスの充実がはかられたことから年々増加の傾向にあると思われる。それに伴い,当ステーションで受け持つケースの中にも医療ニーズの高い利用者が増加している。今後,ますます病院の在院日数を少なくしていこうという動きから,在宅での医療・看護を必要とする高齢者数はさらに増加するものと予想される。
そのような医療ニーズの高い利用者に対して,ケアマネジャーも医療,看護との連携を十分に図りながらケアマネジメントを行なっていくことが求められている。とりわけ病院との連携という点について,介護保険以前より病院と在宅との架け橋となり信頼関係を構築してきた訪問看護ステーションと連携することは重要と考えている。
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