特別寄稿 実践から病院情報システムの功罪とそのあり方を考える
6.データ利用は二つの顔を持つ(その3)
田原 孝
1,2,3
,
日月 裕
4
1日本診療録管理学会
2日本診療情報管理機構
3日本福祉大学
4市立豊中病院麻酔科集中治療部
pp.701-705
発行日 2000年8月1日
Published Date 2000/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903065
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(第59巻7号より続く)
看護応す行為の3層構造と対応する状態看護量の計量
患者・家族の状態安定に伴う傾向検定の結果と表4(前号を参照)をもとにすると,状態看護量には二つのタイプがあることに気付く.一つは状態の安定とともに単調に減少するタイプであり,もう一つは状態の安定,不安定にかかわらず常に一定の量を示すタイプである.
前者は「安全・生命維持(R)」,「適応・コミュニケーション(C)」の領域で提供する状態看護量であり,後者は「日常生活行動(ADL)」の領域で提供する状態看護量である.
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