特集 ケアマネジャーとしての看護婦
病院と地域をつなぐ合同カンファレンス—病院と訪問看護ステーションとの連携をとった1事例を通して—病院の立場から/地域から
村上 良子
1
,
佐藤 由美
1
,
目黒 由紀子
1
,
大山 喜代子
1
1横浜市立港湾病院看護部
pp.126-131
発行日 1996年2月1日
Published Date 1996/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905010
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はじめに
近年,患者の高齢化,疾病構造の変化により医療依存度の高い患者や介護問題をかかえた患者が増え,在宅での治療の継続が必要な患者が増加している.当院では,継続看護担当者を3名配置し,病棟と外来,病院と地域の間の調整を行なっており,医師や医療ソーシャルワーカーなどの関係部門と共同し,患者の在宅生活に見合った適切な退院計画の立案に取り組んでいる.そのために院内だけでなく,病院・地域両者でケアプランを立てる院外合同カンファレンスも行なっている.
今回,多くの課題をかかえながらも,在宅療養を可能にしたA氏の院内および院外合同カンファレンスの取り組みについて報告する.
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