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次号予告・編集後記
小池
,
米沢
pp.152
発行日 2021年2月15日
Published Date 2021/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201633
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「年をとると涙もろくなる」と言います。ご多分に漏れず、私もそうなってきたようです。なんで涙もろくなるのでしょうね。年をとるにつれ、感情抑制の機能が衰えるからだといった説明も聞きますし、人の物語への解像度が上がるからなのだという話を聞いたこともあります。とにかく、以前よりずっと涙もろくなっています。そんな影響もあってか、今特集の清田さん、児玉さんのインタビューでは、冷静さが保てず(平たく言えば泣いちゃった)、いったん収録を中断してもらうことまでありました。◉振り返ると恥ずかしいのですが、一方で、自分の物事への感じ方の変化が面白くも思っていて、かつて見た本や映画を見直し、感情を確認し直したいなとか考えています。…小池
特集の原稿を読みながら泣いてしまったことを隣の机で必死に隠していたのに、編集後記で小池さんが大公開していたので諦めました。特にグッときたのは、シブレッドがオンラインで子どもたちの声を受け止めている写真です。暑かった昨年の夏、扇風機をかけながらの姿に本物のヒーローを見ました。◉2度目の緊急事態宣言。コロナ患者へのケアに奮闘される看護師さんがいます。ステイホームの裏には、家族介護者をさらに孤立させてしまう危うさもあります。ケアに携わるすべての人への社会からの認識、経済的支援、まなざしが厚くなる世の中になりますように。……米沢
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