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次号予告・編集後記
小池
,
米沢
pp.1000
発行日 2020年12月15日
Published Date 2020/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201593
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ポジティヴヘルスは、在宅ケアに馴染む発想だろうなあと感じています。身体的・精神的状態や日常機能をみる一方、その人の内面の変化にも目を向け、心の中で構成・再構築される価値観に注目しています。そこでのアプローチとして、「対話」が挙げられているところも面白いなあと感じました。誰かとの対話で、いや、むしろ対話の中であるからこそ書き換わっていくのかもしれません。/対話という点でいえば、流山市の取り組みにも学びがあります。正しい情報を手にすれば誰もが動き出せるわけではなく、疑問や不安を対話による共有が大切なのだといいます。「呼吸」と一緒で、疑問や不安を吐き出すこととセットにしないと、正確な情報を吸い込むことさえできないのかも? どちらにも、対話を意識的に組み込んでいることが見てとれました。……小池
鈴木央先生の連載「地域連携の技術ファシリテーション・スキル」が、今回で最終回を迎えました。先生、1年間本当にありがとうございました! きっかけは、昨年の第1回日本在宅医療連合学会大会でのワークショップでした。今年の第2回大会は新型コロナの影響によりオンラインでしたが、座長はじめ皆さんがファシリテーション上手で、Zoomのチャット機能などを効果的に使い、まるで参加しているかのように視聴することができました。心理的・物理的な距離を縮めてくれるこのスキルは、在宅医療現場の「宝」の1つだと感じました。…米沢
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