連載 こちら現場からお届けします!・第1回【新連載】
自宅で淹れたてのコンパナを
森谷 和代
1
1テイク・ケア訪問看護ステーション
pp.830-831
発行日 2018年11月15日
Published Date 2018/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201050
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日々の訪問看護の現場では、利用者さんから学ぶことが少なくありません。50代男性、通称「たなさん」との関わりから大切な学びが得られました。
たなさんは胸腺腫肝転移、慢性骨髄性白血病があり、2015年に重症筋無力症を発症。退院時に介護保険を申請し、それ以来、訪問看護が入っています。たなさんには大事にしている日課がありました。仕事をしているころからの習慣で、毎日スターバックスに行くというもの。好んで飲むのが、「エスプレッソ・コンパナ」というエスプレッソにホイップクリームをのせたものでした(たなさんいわく、メニュー表には記載されていない「裏メニュー」なのだとか)。また、普段から人との関係性を大切にされている方でしたから、購入時に交わす店員さんとの会話も大事にされていました。
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