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看護計画のたてさせ方
森田 道子
1
1高知女子大学家政学部衛生看護学科
pp.63-68
発行日 1965年6月1日
Published Date 1965/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905470
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1.看護計画の考え方
私たちが日常の社会生活において,どのような仕事をしても無計画の場合は時間的,また経済的に浪費が多く,期待する効果を十分に得られない。やはり仕事を円滑に完全にするためには,綿密な計画が必要であり,十分な計画のもとに仕事をした場合はよい結果が得られることは周知のとおりである。
看護の場合,現在多くの病院では機能方式により毎日の看護業務が行なわれていて,A看護婦は検温,Bは投薬,Cは処置,Dは注射係というようにきめ一日の看護業務が漏れないように,また能率的に運営できるよう計画をたて日常の業務を行なっているが,これは業務計画であり看護を遂行するためにはもちろん大切であるが,看護計画ということはできない。
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