今月の臨床 不育症—その対策のすべて
治療の実際
22.治療方針のたて方
八神 喜昭
1
Yoshiaki Yagami
1
1名古屋市立大学医学部産科婦人科学教室
pp.72-74
発行日 1991年1月10日
Published Date 1991/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900275
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治療方針をたてるにあたっては,対象の選択および的確な治療法の決定が重要である。従って対象の選択のためには原因把握を的確に行う必要がある。
不育症とは一般に習慣流産と同義語のように使用されているが,もっと広く反復流産・死産をも含むと解される。従って妊娠はするが生児を得られない人が挙児を希望して来院した場合は習慣流産の診断,治療方針に沿って検索を行うことが望ましい。
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