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次号予告・編集後記
小池
,
栗原
pp.454
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200953
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我が社でも、規則や規制、ルールがある日、急に設けられることがあります。良いほうに働く場合もあれば、その逆の結果に至るケースも。そもそもは現場の実態を踏まえて生まれたはずが、これまでの緩やかさがなくなり、なんだか窮屈なものになってしまったりだとか……。現場の人々の自律的な行動を支えるには、規則・規制を設けることそのものではなく、どのような規則・規制を設けるか、つまり秩序の「数」ではなく「質」こそが問われるのだと切に感じます。●さて、同時改定。こちらにも同じことが言えるのかもしれません。大きな規模のものだけに、その影響には今後も注目しておかねば。…小池
4月29・30日に開催された日本在宅医学会第20回記念大会。昨年まで弊誌でご連載いただいていたコミュニティデザイナーの山崎亮さんが領域横断セミナーに登壇されましたが、その締めの一言が忘れられません。「実務をしていると、目の前のことばかりに囚われて、仕事の波にあおられて船酔いのようになってしまうこともあるでしょう。そういうときは、目の前ではなく水平線を見るんです。そうすると、そこは動いていないことに気づく。私の場合は、自分の仕事で社会に対して何ができるかを考えます。忙しいなかでも、理想について考え直す時間をもつことが大切です」。今特集を編集中で、情報の海で溺れかかっていた自分には救命具のような言葉でした。この制度はどのような社会をめざしてつくられたのか?と考えることが羅針盤になりました。この誌面にも、何らかの水平線が描けていればよいのですが。…栗原
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