特集 精神科訪問看護を始めよう! 深めよう!―特化型/非特化型の知恵と技
―【特化型の技❷家族支援】―本人を含む「家族全体」を支える―家族全員が精神疾患をもつ事例から
花田 政之
1
1医療法人白日会黒川病院地域生活支援課
pp.628-632
発行日 2014年8月15日
Published Date 2014/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102859
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当院は、新潟県の県北・胎内市にある単科の精神科病院である。病床数は256床で、急性期病棟Ⅰ、精神療養病棟(2病棟)、認知症治療病棟Ⅰ(2病棟)の計5病棟で構成されている。地域包括支援センターや認知症疾患医療センター、また医療観察法指定通院機関としての機能も有する。
そのなかで、筆者が属する地域生活支援課は、「デイケア」「精神科訪問看護」「地域連携室」「共同住居」を統括している。2010年5月に新設され、現在、看護師4名・精神保健福祉士(以下、PSW)6名・作業療法士2名・臨床心理士1名の計13名からなる多職種部署である。デイケア(大規模)専従者として看護師1名・PSW1名・作業療法士1名、地域連携室担当PSW3名は固定されているが、ほかのスタッフ7名はデイケア・訪問看護・地域連携室を兼務している。
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