特集 在宅だからICF(国際生活機能分類)!―「生活を支える」を具現化する
―【事例報告❸ケアマネジャーの立場から】―片麻痺によるあきらめからの“映画館再デビュー大作戦”―障害による負の感情を越えて
松本 善則
1,2
1亀岡市地域包括支援センター「あゆみ」
2公益社団法人京都府介護支援専門員会
pp.124-129
発行日 2014年2月15日
Published Date 2014/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102719
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
筆者は、地域包括支援センターの主任ケアマネジャーとして、介護予防を含むケアマネジメントに2006年から取り組んできた。「ケアマネジメント」とは、単にニーズにサービスを結びつけるものではなく、挫折した現状とこれまでの生活や本来の望む暮らしとに、どのように連続性をもたせるかを示すツールと考えている。このような観点を説明するのにICF(国際生活機能分類、2001)の視点は非常に有効であり、京都府では実務研修をはじめとするケアマネジャーに対するさまざまな義務研修にICFの理論を取り入れている。本稿では、その立場から、ICFを活用したケアマネジメントの実践を、事例を通して報告する。
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.