特集 在宅だからICF(国際生活機能分類)!―「生活を支える」を具現化する
―【事例報告❷介護福祉士の立場から】―リハビリ拒否・認知症でも「やっぱ同窓会行きたいわ」―「している活動」の専門職として「よくする介護」を
舟田 伸司
1,2,3
1黒部市介護老人保健施設カリエール
2富山県介護福福祉士会
3日本介護福祉士会
pp.117-122
発行日 2014年2月15日
Published Date 2014/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102718
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当施設は介護老人保健施設として、居宅介護支援事業や通所リハビリテーション、ショートステイなども展開しており、在宅復帰や在宅支援を視野に、多職種で「よくする介護(目標指向的介護*1)」(表1)に取り組んできました。目標指向的介護は、ICFの介護現場での臨床実践です。そうしたなか、スタッフだけでなく本人・家族を含めた共通言語としてICF(国際生活機能分類)を活用する有効性と実用性とを実感しています。
また、富山県介護福祉士会では2010年から、田中雅子氏(日本介護福祉士会初代会長・現名誉会長)が中心となって、大川弥生医師(p.131)の協力のもと、介護福祉士だけではなく他職種や介護福祉士養成校教員、学生をも対象とする「ICF『よくする介護』についての勉強会」を継続的に行なっています(p.133)。こうしたなかで、ICFに基づく多職種連携の素地が、地域に培われつつあるところです。
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