特集 歩くこと,足元を確かなものに
ずっと歩きたいから,車いすに乗る
川本 昌代
1
1「リウマチの目・暮らしの手」情報室
pp.469-471
発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100267
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いまの私の足
ちょっと自慢の足裏の話から始めましょう。私は関節リウマチ歴44年ですが,足裏にタコやウオノメがありません。柔らかいのです。確かに外反母趾はあります。開張足です。扁平足でもあります。槌趾で重なっているところもあります。そのためか最近は,側面の皮膚が硬くなってきて手入れに気を遣っています。しかし,私の足の問題は履物でカバーできる程度です。どんな靴でも履けるわけではありませんが,既成の整形靴を調整するだけで十分です。この病歴では,珍しいそうです。
両膝は人工関節を再置換していますから,何より感染が怖いのです。虫歯や健康管理には気をつけていても,足からの感染は見逃しがちです。タコやウオノメは痛いだけでなく,感染の引き金にもなります。主治医は「タコ作るナァ」と繰り返し言います。
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