特集 看護体制変革期の課題と取り組み
病院経営に開眼させられる好機
浅野 ふみぢ
1
1きぬ医師会病院看護部
pp.83-89
発行日 1995年3月15日
Published Date 1995/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902165
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はじめに
今回の大幅な医療法改正のポイントについては重ねて述べる必要もないので,私共中小病院の対応を紹介して皆様の御意見をいただければ幸いである.
今回の一連の見直しのなかの最大の狙いは,付添いの解消であり,そのための看護体系として,新看護・看護補助体系が創設されたと思う.この看護体系に対する医療施設経営者(特に医師)の関心は非常に高く,特に,医師の看護に対する評価を喚起する大きな刺激剤となった.これが第一印象である.看護職に対する,正しい量(マンパワー)と質(正看・准看・補助者等の比も含む)の評価をいただき,看護が病院経営の重要なキーポイントであることを,私たちの看護管理者が実践で示していく最大のチャンスであると実感した.ここに経緯を報告させていただく.
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