資料
岡山県における開眼運動
安江 正子
1
1岡山県瀬戸保健所
pp.339-341
発行日 1964年6月15日
Published Date 1964/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202833
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I.はじめに
昭和30年に東京で行れたアジア盲人福祉会議で,アジア地域には人口10万に対し,盲人は402人を数えると云われ,また昭和26年の厚生省身体障害者実態調査1)によると,日本には15万人以上の失明者がおり,その約10%が医学的に治療の見込みがあるとのことで,従来このような調査は,各大学2)3)4)5)6),盲学校において局部的に行われ,広く一般失明者を対象とした統計は殆んどなく,岡山県においては,県福祉計画に基き,昭和36年より三木知事の提唱する「盲人に光を」をスローガンにその運動を開始した。
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