特集 看護体制変革期の課題と取り組み
日本看護政策研究会第2回公開勉強会より
新看護体系は社会に何をもたらすか
pp.90
発行日 1995年3月15日
Published Date 1995/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902166
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日本看護政策研究会第2回公開勉強会が,さる1月7日,東京医科歯科大学講堂で開催された.テーマは「新看護体系は社会に何をもたらすか」.
昨年の4月,10月と2回にわたって,看護にとっては大きな診療報酬改正が施行された.35年以上にわたって続いてきた診療報酬の根底が崩されるという大改革である.入院サービスの3基準といわれる基準看護,基準給食,基準寝具が制度化されてすでに36年.今回の改定によって,この3基準すべてが見直されたことになった.そして,新しく創設されたのが,新看護体系と新看護補助体系である.またこれに,付添看護の廃止や入院時食事療養費の創設(一部負担など)が加わり,看護にとっては,まさにいままでの環境が大きく変化することになった.
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