特集 二交替制勤務と管理者の課題
スタッフ全員の経験に支えられて―段階的な勤務体制改革
遠山 千恵子
1
1済生会宇都宮病院看護部
pp.320-325
発行日 1996年5月10日
Published Date 1996/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901951
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はじめに
365日,24時間稼働する病棟では,何らかの交替制勤務が必要である.当院看護部はこれまで三交替制であったが,1991(平成3)年の調査で,三交替制に対する不満が70%にも達した.この不満を少しでも解消に近づけ,「看護婦を長く続けられる」「生体リズムが保たれる」「仕事の満足感が得られる」「患者からも支持される」勤務体制の模索を始めた.
1992(平成4)年の希望者による日勤夜勤完全分離型,翌年の変則三交替制を経て,1995(平成7)年に,3か月の試行の後,二交替制を全病棟に導入した.その経過と,二交替制導入後の6か月間の評価について述べたい.
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