研究・調査・実践
外来の看護業務検討の一考察―1週間のタイムスタディを分析して
石野 レイ子
1
,
佐々木 淑美
1
,
宇佐 淳子
1
,
松岡 英子
1
1大阪労災病院
pp.250-255
発行日 1992年7月15日
Published Date 1992/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901887
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はじめに
外来受診患者の健康レベルは,急性期・慢性期・検査目的など,多種多様である.また医療の発達に伴い,リスクの高い在宅患者や,慢性疾患をもって社会生活を送っている患者も増加している.
前回の研究では,「外来患者が,看護婦に求めるもの」として,アンケート調査を行なった.その結果,患者サイドから「気楽に声かけをしたい,相談したい」「もっと説明や指導に目を向けてほしい」と要望されていた.しかし,当院の外来看護婦が行なっている業務内容は,受診環境の整備,診療の補助,受付業務,カルテ整理などの事務的業務に要する時間で大半を占めている.
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