研究・調査・実践
カートを使った衛生材料の一元管理―システム管理効果について
友田 素子
1
1NTT九州病院看護部
pp.244-248
発行日 1992年7月15日
Published Date 1992/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901886
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はじめに
病棟および外来の看護婦は,その雑用雑務の多さから,看護本来の仕事ができないことをこぼしながら働いている.彼女たちは,それをどうしたら簡潔簡略にできるかまでは考える余裕もないのが現状である.院内業務の改善は私の夢でもあった.1990(平成2)年3月,看護部長を拝命して以来,活力ある組織作りのために,いろいろな方策を講じてきた.
その中で看護業務の改善は,併せて病院の経営にも関わることであり,力を入れて取り組んでいる.病棟毎に倉庫,物品棚を持ち,在庫管理を行ない,おまけに看護業務を中断しながら請求伝票を切るという姿はわが病院だけの姿ではない.そこでこの改善に向けて取り組みを始めた.
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