特集 看護管理のナレッジマネジメント―現場に活かす知とワザ
看護のナレッジマネジメント実践―専門看護師の活用から
大森 綏子
1
1関西労災病院
pp.518-520
発行日 2002年7月10日
Published Date 2002/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901662
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はじめに
2002年の診療報酬改定は,平均2.7%のマイナスであり,減算法がさらに広がった。21世紀は競争の時代と言われているが,今回の改定では,量より質が問われる内容でいかに質を担保しながらの病院経営ができるかが問われている。副院長の職位に就き,病床管理を担当している者にとって病院経営上厳しい改定であるが,また一方で看護職が社会的評価を受ける機会となるとも言えよう。看護管理を始めて10年経過した今"ナレッジマネジメント"について文献を紐解く機会を得た。組織風土の変革を目指し取り組んだ数々のことが"ナレッジマネジメント"だったように感じる。無意識に"ナレッジ"を組織で活用していたことに気付くことができた。ここでは,専門看護師(CNS)の活用について言及し考えてみる。
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