特集 看護管理のナレッジマネジメント―現場に活かす知とワザ
訪問看護ステーションでのグループウェアの活用―ITを活用したナレッジマネジメントの実際
木村 憲洋
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1医療法人杏林会今井病院企画情報室
pp.527-529
発行日 2002年7月10日
Published Date 2002/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901665
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はじめに
近年,カルテや看護記録をはじめとした医療記録に記載しなければならない事項が増えている。平成14年4月からの診療報酬においては,日常生活動作の評価,痴呆の評価,褥瘡の評価の記録が必要となった。また,安全管理におけるインシデントおよびアクシデントレポート等も記録である。このように,年々医療記録類の増加とともに医療現場の事務処理量が増加の傾向にある。
さらに,記録が増えると情報の検索にも時間がかかるようになる。そのため,情報の効率的な集積と迅速な検索の両立ができるツールが必要となってくる。このツールがグループウェアである。
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