特別記事
目標管理のゆるやかな定着とスタッフのモチベーション向上のために
山口 千鶴子
1
,
五十嵐 藤子
1
,
佐藤 ゑい子
1
,
板倉 俊子
1
1富山医科薬科大学附属病院看護部
pp.954-958
発行日 2002年12月10日
Published Date 2002/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901563
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はじめに
一般企業がすでに取り込んで久しい経営管理手法の1つである目標管理が,財政的に厳しい状況となった医療・看護においても,日常的に活用されるようになってきている。大学病院においても例外ではなく,当院も院内に経営管理委員会を置き,中期計画を立案し具体的な数値目標を掲げ,達成状況を評価している。
当院看護部では「部の歩み」として歴史を振り返る際に,自らが行なってきた足跡を表わす資料が不足していることを問題視したのを契機に,1994(平成6)年より「看護部活動概要」報告書を年間活動の総括としてまとめている。以米,これまでに第8巻まで刊行しているが,この報告書を通して組織的目標管理がゆるやかに進展,定着し,徐々に個人の目標管理へとシフトしている経過や現状を紹介しながら,目標管理とモチベーションの関係について考えてみたい。
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