特集 小集団活動による現場の活性化
同年代の交流を活かす―経験年数別横割りグループ制導入の効果
宮本 留美子
1
1茨城県厚生農業協働組合連合会総合病院取手協同病院
pp.940-944
発行日 2001年12月10日
Published Date 2001/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901350
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はじめに
病棟を運営するに当たり,スタッフをチームに分けることは,円滑な業務のために必要です。しかし,従来の中堅ナースを中心とした経験・年齢が異なったグループ編成(縦割りチーム)では,チームの運営は中堅の指示が中心となり,若手看護婦に対してきめ細かい指導はできるものの,その自主性を発揮させにくいという懸念がありました。
そこで,当病棟では3年前の1998(平成10)年より同年齢間で切磋琢磨を図る目的で,経験・年齢別のグループ編成(横割りチーム)を考案・実施しました。この取り組みは効果を上げ,現在も続けています。ここでは,この取り組みの実際と主な成果について報告します。
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