扉
耐用年数
戸谷 重雄
1
1慶應義塾大学脳神経外科
pp.5
発行日 1994年1月10日
Published Date 1994/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436900763
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ごく最近,私は中国蘇州医学院の学位審査に審査員として参加した.確か数年前にも一度,学位審査に関係してその時の印象を“扉”に書かせていただいた記憶がある.
今回は午前中は学位審査,午後は学生講義,夜は蘇州地区の地方会に当る会での講演という忙しいスケジュールであった.この夜の会で私は未破裂脳動脈瘤と,それに関連して我が国でも話題になっている脳ドックについて話をした.というのは畏友,杜子威前蘇州医学院院長から,中国でも最近は豊かな人が多くなり,脳ドック的な検査が行なわれる気配が濃厚になってきたことを伺ったからである.因みに最近は上海ではガンマナイフによる治療も,治療費は定かではないが希望者が多いとのことである.
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