特集 減価償却と耐用年数
減価償却と耐用年数
岡田 芳明
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1岡田芳明公認会計士事務所
pp.198-206
発行日 2000年3月1日
Published Date 2000/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902936
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減価償却とは
医療機関で使用される様々な資産の内,病院用建物・医療機器などのいわゆる固定資産については,長期にわたって継続的に使用され,相当期間経過後に更新される.したがって,固定資産を取得した場合には,購入金額をすべて取得時の費用として処理するのではなく,固定資産の使用期間に対応してなしくずしに費用化すると考えるのが合理的である.
減価償却とは,固定資産が一定期間の使用によりその価値が減少すると考えられる場合に,その時の経過に伴う価値の減価額を毎期一定の方法で計算し,一定期間にわたって取得価額を費用として配分する手続きをいう.
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