連載 事例で学ぶ看護管理―組織行動学的視点の活用・7
婦長とスタッフナースのコミュニケーション
稲田 三津子
1
,
中村 裕子
2
,
秦野 環
2
,
前田 久美子
2
1日本赤十字看護大学
2日本赤十字看護大学大学院看護学研究科修士課程
pp.820-823
発行日 2001年10月10日
Published Date 2001/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901319
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はじめに
職場での人間関係に問題がある場合の最大の要因は,効果的なコミュニケーションの欠如であると言われている。したがって,集団がうまく機能するためには,構成員のコミュニケーションが効果的に機能していることが前提である。
今回の目的は,異動希望に関する婦長とスタッフナースとのコミュニケーションを分析することにより,婦長がスタッフナースとの良好な関係を維持し,仕事への意欲を低下させないようなコミュニケーションについて理解することにある。なお,ここでいうコミュニケーションとは,単なる意思の伝達のみではなく,理解されることまでを含む。
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