連載 アサーティブを看護の現場に・1【新連載】
アサーティブとは
勝原 裕美子
1
,
Patricia Underwood
1
1兵庫県立看護大学教育・管理看護学
pp.68-72
発行日 1998年1月10日
Published Date 1998/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900722
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連載を始めるにあたって
「アサーティブ研究会」が発足して約2年が経ちます.その間私たちは,アサーティブの考え方や教育プログラムの開発について,ずいぶん議論を交わしてきました.すでに看護の現場では,アサーティブの考え方を研修プログラムに導入しているところもあります.それなのに,なぜ私たちが2年もの間議論を続けてきたのでしょうか.
それは,アサーティブの本質を理解していない自分たちに気づいたことと,なぜ理解していないのかを考えるにあたって,アサーティブの概念が生まれたアメリカの文化や行動様式と,日本との違いを知っておく必要性を感じたからです.これらのことを話し合い,きちんと整理していくには多くの時間が必要でした.
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