連載 ―看護管理者にかかせない―診療報酬の知識・5
疾患別定額払いと看護料―(1)定額制の特性
野村 陽子
1
1厚生省保険局医療課
pp.56-60
発行日 1998年1月10日
Published Date 1998/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900718
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国立病院等の急性期入院医療定額制の試行調査検討委員会が,1997(平成9)年6月に厚生省に設置され,日本版DRG方式の基礎的な研究がスタートした.検討委員会では,多くの專門医が疾患群づくりを検討し,また8か所の国立病院と2か所の社会保険病院から数万件の患者データが集められる.
これら10か所の病院では,1998年から,7,8割の主要な疾患について1件当たり定額払いが試行される予定である.またこのような支払い方式の変更に伴う影響が予測される医療サービスに関する調査も,1997年度には開始される予定である.
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