特別講演 東京女子医科大学病院看護部公開講座より
プライマリ・ナーシングの原点と婦長の役割
ジョイス・クリフォード
1
,
エレン・リストン
1
,
秋山 智弥
2
1ベス・イスラエル・ディコネス・メディカルセンター
2東京大学大学院医学系研究科健康科学科
pp.558-566
発行日 1997年8月10日
Published Date 1997/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900678
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プライマリ・ナーシングの原点(ジョイス・クリフォード)
私たちはマサチューセッッ州ボストンにあるベス・イスラエル病院―現在はディコネス病院と合併してベス・イスラエル・ディコネス・メディカルセンターとなっています―からきました.病院の名前が変わったのは,まさに現在アメリカで生じている変革を象徴しているのです.アメリカでは,病院の合併や吸収が頻発しています.入院期間が短縮され,今までのように多くのベッド数が必要でなくなるにしたがって,多くの病院が整理統合されてきました.2つの病院が合併するケースが多く,私たちの病院に生じたのも同じ変化です.
ベス・イスラエル病院とディコネス病院は昨年の10月に合併したばかりで,新たな変革の途上にあります.といっても,そのような変革もすべて私たちが20年以上にわたってベス・イスラエル病院でつくり上げてきたものに基づいています.本日は,主に私たちがベス・イスラエル病院で行なってきたことについて皆さんにお話ししようと考えています.
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