特集 婦長研修担当者が期待する婦長像
生涯を通じた自己研鑽を
内田 卿子
1,2
1日本病院会
2看護管理研究会
pp.601-603
発行日 1997年8月10日
Published Date 1997/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900687
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はじめに
看護の提供に責任をもつ役割と機能を果たす者として,婦長に期待されるものは時代の流れとともに変化をしている.
もっとも,看護部長が看護部全体の提供する看護サービスの内容に責任をもつこと,あるいは婦長が各看護単位の責任者として看護ケア提供の内容に責任をもつことは,看護の本質であり,これには時代の変遷があっても違いはない.しかし,治療内容や患者が必要とする看護の実践内容の変化の影響を受けて,看護サービス提供の方法が医療,保健,福祉の中で拡大してきているという現実がある.ことに高齢者の増加,平均在院日数の短縮により,施設から在宅への治療や看護の継続が必要となり,看護の中でも生活支援の比重がますます重くなってきている.
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