特集 外来看護
外来婦長の役割
橋本 秀子
1
1淀川基督教病院
pp.31-34
発行日 1965年11月1日
Published Date 1965/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202716
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外来婦長の存在
外来は病院の玄関といわれる。始めて病院を訪れた者は,外来で受けた印象だけでその病院全体のよしあしをおしはかろうとする。特に患者に接触する病院の職員の態度如何で,病院の評価がなされることが多い。広大な建築と近代化された設備は,冷たく感じさせる。その中にあって病院と患者との間の調整をはかる役割は外来婦長である。大きい施設では,外来婦長の存在はぜひ必要であるが,小規模の病院や産院では,ある科の看護の仕事を担任しながら外来婦長の役割を兼ねていることが多い。このように施設の機構や組織によっては,外来婦長の任務が異なってくると思われるから,理想的には次のような施設における外来婦長の存在と役割を考えて見たいと思う。
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