特集 魅力的な婦長
マネージャーになりたい―看護においても,人間関係でも
楠川 富子
1
1高松赤十字病院内科病棟
pp.493-496
発行日 1997年7月10日
Published Date 1997/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900664
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はじめに
人と人との関わりの中で,生きがいの見出せる仕事がしたいと,看護婦の道を選んでから,30年が過ぎた.看護婦長としては,2年目を歩きだしたばかりである.経験の浅い私が,看護管理を語るというのはあまりにもおこがましく,恥ずかしささえ感じる.
ここでは,まず私自身の看護婦から係長へ,そして婦長への過程を振り返ってみたい.私は,係長への昇進時に,看護の中での管理をすることへの不適応を起こした.その時には,周囲の人々の指導と激励で何とか乗り越えることができた.
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