特集 コロナ禍での看護管理者の倫理的苦悩 振り返りを通じた「癒し」と「許し」
コラム 座談会を振り返って
倫理的な視点で考えていくために
松尾 晴美
1
1永寿総合病院 看護部
pp.28-29
発行日 2024年1月10日
Published Date 2024/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202567
- 有料閲覧
- 文献概要
今回の座談会に参加して,あらためて「倫理的な視点」で考えることが大切なのだと思いました。私たちはともすると「よいか悪いか」「正か誤か」「ありかなしか」という考え方をして,正解を求めてしまいがちです。そして,自分と異なる考え方については否定してしまう傾向があります。しかし状況が複雑,かつ特に危機的な状況の中では,それぞれの考え方や行動はどれも完璧であることはなく,よりよい状況にするために考えて行動したことを,他の誰かではなく自分たちが「認める」「受け止める」ことが大切であるのだと思いました。
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.