特集 病棟チームの関係性をつむぎ直す コロナ禍における「組織の安全感」とは
「災害時の支援者支援」の視点から見るコロナ禍からの組織の復興—看護管理者が支える組織の安定感
原田 奈穂子
1,2
1岡山大学 学術研究院ヘルスシステム統合学域 看護科学分野
2岡山大学 医学部保健学科 看護学専攻基礎看護学領域
pp.278-282
発行日 2023年4月10日
Published Date 2023/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202360
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災害時の医療・看護の実践・研究を専門とする筆者は,災害時の支援者支援にも携わってきた。新型コロナウイルスという新興感染症への医療提供は,まさに災害時の対応と同義と言える。看護管理者は孤独も感じる中で,時々刻々と変わる未曾有の状況への対応を迫られてきた。
今後,看護管理者には組織の復興への関わりが迫られることになる。本稿ではこれまでの筆者の支援者支援の経験から,「組織の安定感」を生み出す看護管理者の思考と行動の枠組みを提示する。
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