特集 病棟チームの関係性をつむぎ直す コロナ禍における「組織の安全感」とは
—【実践報告】伊勢赤十字病院の取り組み—コロナ禍において自律したチームを立ち上げ,組織の支援者を支援した経験を振り返る—新任看護師長,リエゾンナースとして大切にした関係性
奥野 史子
1
1伊勢赤十字病院看護部
pp.284-289
発行日 2023年4月10日
Published Date 2023/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202361
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筆者は,2020年の新型コロナウイルス感染症拡大初期からリエゾンナース(精神看護専門看護師)として,多職種との連携のもと院内に支援者支援チーム「Team COCORO」を立ち上げ,職員の支援に取り組んできた。並行して「精神科身体合併症病棟」の開設や,新型コロナ陽性対応病棟の臨時立ち上げに,新任看護師長として関わってきた。病棟閉鎖・再開などにも対応する中で,自律性の高い新しいチームの立ち上げと支援にも取り組んだ。
本稿では,この間のマネジメント実践を振り返りながら,筆者が大切にしてきたものを共有する。
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