特集 「面会制限」が患者の意思決定にもたらした倫理的課題 コロナ禍で患者・家族を支援した看護師の経験から
【インタビュー】高齢者が希望する最善の医療およびケアを受けるための倫理的考え方—日本老年医学会の『提言』を基に
会田 薫子
1,2
1東京大学大学院人文社会系研究科 死生学・応用倫理センター 上廣講座
2日本老年医学会倫理委員会「エンドオブライフに関する小委員会」
pp.98-102
発行日 2021年2月10日
Published Date 2021/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201776
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日本老年医学会は,2020年8月,『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行期において高齢者が最善の医療およびケアを受けるための日本老年医学会からの提言—ACP実施のタイミングを考える』を公表した。COVID-19流行期においても,高齢者が可能な限り,自分の希望する最善の医療およびケアを受けることができる社会の実現を目指した倫理上の提言で,急性期病院においても1つのガイドラインとして参照すべき内容である。臨床倫理の専門家の立場で作成に携わった会田氏に,提言の主旨と概略について伺った。
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